歯周病と糖尿病の深い関わり☆
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歯科助手です。
みなさんは生活習慣病の代表としてあげられる糖尿病はお口の病気の代表としてあげられる歯周病と深い関わりがあることをご存じでしょうか?
糖尿病とは肝臓から出るインスリンの量が減少したり、働きが悪くなって高血糖状態になる病気です。
悪い生活習慣によって引き起こされるⅡ型糖尿病は年々増加しており代表的な生活習慣病のひとつです。また、合併症を引き起こす大変怖い病気です。網膜症・脳卒中・神経障害・心疾患・腎臓のほか、歯周病も合併症にあげられます。
歯周病とは歯を支えている骨が溶かされ周辺の組織が破壊されていく病気です。
歯の清掃不良、歯並びが悪く磨き残しがあるのが原因です。
そこに、喫煙や運動不足などの悪い生活習慣が加わり歯周病症状を加速させるとともに生活習慣病にも繋がります。この生活習慣病の中に糖尿病も含まれるのです。
歯周病を発症させる菌の中でも特にp.g菌という菌は全身疾患に関わる可能性が高く、歯周病が全身に及ぼす影響は大きいです。
歯周病は40歳以上の人に多く、女性よりも男性に多いのが特徴で現在は増加傾向にあります。
互いが与える影響は糖尿病患者の場合、高血糖により歯を支える組織のコラーゲンに異常が起こり障害を受けた組織の治りが遅くなり骨の吸収が促進され溶けていき歯周病へと繋がります。
歯周病患者の場合は歯茎の炎症など細菌の感染によって血糖のコントロールが悪化し糖尿病に繋がります。
糖尿病は歯周病の重要な全身性増悪因子として重要視する必要があり、糖尿病患者において歯周治療は重要です。
ただ、Ⅰ型糖尿病は遺伝的にもともと血糖値を下げるインスリンがほとんど分泌されない体質が理由で起こる糖尿病のため歯周病治療による効果は得られません。一方Ⅱ型糖尿病は基本的にインスリンが効かなくなることで起こるので、歯周治療によって炎症がなくなることでインスリンが効くようになり、糖尿病の値の改善が期待できます。
このように歯周病と糖尿病は切っても切り離せない存在です。
適切なブラッシング、生活習慣を整える、栄養バランスのとれた食事、適度な運動をするといった自分でできるセルフケアで改善されます。ですが歯周病・糖尿病共に専門医による治療も必要不可欠ですので、しかりと定期健診など受診しましょう!