当院のインビザライン
治療の特徴
Invisalign system
できる限り歯を抜かない治療
当院では患者さまご自身の健康な歯をできるだけ残す、非抜歯の矯正治療に取り組んでいます。矯正治療では、歯を動かして適切な位置に収めるためのスペースが必要なため、従来は抜歯が多く行なわれてきました。しかし、患者さまの症状に応じて効率的な部位にアンカースクリューを埋め込み、奥歯を後方に移動させて必要な隙間を作ることができるインビザラインを併用することで、できる限り歯を抜かずに治療できます。
アライン・テクノロジー社認定の資格を持つ院長の治療
患者さまに安心して治療を受けていただくには、経験と実績が不可欠です。
当院の院長は、インビザラインの製造メーカーであるアライン・テクノロジー社が認定する「プラチナエリート・プロバイダー」です。歯科医師が受けられるステータス認定で、確かな矯正治療技術のひとつの証明でもあります。
また、院長は日本口腔インプラント学会に所属しており、インプラント治療歴が長いため、顎の骨の構造をしっかりと把握しています。「院長が開発したアンカースクリューを使用し、どこの部位に入れたら歯がどう動くのか」を熟知しているため、他院で歯を抜く必要があると診断された場合でも、歯を抜かずに治療にできます。
また、初診相談から治療まで院長が責任をもって行なうため、安心して治療をお任せいただけます。
歯周病管理や虫歯チェックも含んだ治療
矯正治療中は長時間マウスピースを装着して、歯を動かすための力をかけ続けているので、どうしても歯周組織に負担がかかっています。そのため歯周病や虫歯のリスクが通常より高くなりますが、当院では口腔内の健康管理を徹底し、歯列の整い具合だけでなく、初期の歯周病・虫歯を見逃さない矯正治療を行なっています。
前歯だけのマウスピース矯正にも対応
インビザラインGOを用いた前歯や小臼歯だけのマウスピース矯正にも対応しています。
部分矯正なので比較的短期間で費用をおさえて治療を進めることができます。
お口の中の状況にあわせて治療方法をご提案させていただきます。
インビザラインとは about invisalign
当院では「インビザライン」というマウスピース型の装置を用いた矯正治療を行なっています。
インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発し、全世界で800万人以上(2020年現在)が治療を受けた実績ある方法です。
豊富な症例解析から作られているソフトウェアを使用して、デジタル3Dスキャナーで採取した患者さまの歯型をもとに、コンピューター上で3Dシミュレーションして治療計画を立て、専用のマウスピース型を作製します。マウスピースはおよそ1週間ごとに取り替えて、少しずつ歯の位置を動かしていきます。
治療前に、歯列の変化予測を確認できるので安心です。透明な装置は目立つことなく、食事など必要なときにご自身で取り外せるので、不便さを感じさせません。
インビザラインの特徴
【特徴01】 透明で目立たない
インビザラインのマウスピース型装置は、透明で薄い新素材「SmartTrack(スマートトラック)」でできています。歯列に装着していても目立たないので、会話をしていても周囲の人からほとんど気づかれないというメリットがあります。
【特徴02】 痛みが少ない
ワイヤー矯正に比べると、歯にかける力が穏やかなので、痛みが少ないのが特徴です。また、数年前にスマートトラックという新素材に変わってから、柔軟性が高くなり着脱もしやすく、より痛みが軽減されています。
【特徴03】 トラブルが少ない
ワイヤー矯正は装置が当たって口腔内を傷つけたり、一部分が外れてしまったりといったトラブルが起きてしまう場合があります。マウスピース型矯正装置だとこうした問題は発生せず、安心して治療することができます。
【特徴04】 金属アレルギーでも可能
マウスピース型装置には、まったく金属を使用しないので、金属アレルギーの方でも問題なく矯正治療を受けていただけます。現在金属アレルギーの反応が出ていない方も、装置から金属成分を体に取り込むおそれがないので安心です。
【特徴05】 衛生的に治療できる
マウスピース型矯正装置は、患者さまご自身で取り外してケアできます。歯列も装置を外した状態で歯磨きや歯間清掃ができるので口腔内を衛生的に保って、虫歯や歯周病のリスクを抑えながら矯正治療ができます。
インビザラインはこんな方におすすめ
- 接客業などで人前に出ることが多く、見た目に配慮しながら矯正治療をしたい方
- できるだけ痛みが少ない方法でスムーズに歯列を整えていきたい方
- 虫歯や歯周病、口内炎など口腔内のトラブルが少ない方法で矯正治療したい方
- 金属アレルギーをもっている、または金属を使用しない矯正装置を使って治療をしたい方
- 虫歯や歯周病になりやすい妊娠中でも、ケアしやすく衛生を保てる方法で歯並びを治したい方
インビザライン・アライナーの新素材「SmartTrack(スマートトラック)」
インビザラインに、新素材「SmartTrack(スマートトラック)」を使ったアライナー(マウスピース)が登場しました。従来のアライナーの素材と比べて、歯をより正確に動かすことができ、装着感や審美性にも優れています。
日本人に多い重度の叢生(でこぼこ)の治療では、従来の素材でできたアライナーだと取り外しに苦労する場合がありましたが、SmartTrackは柔軟性に優れているため、アライナーの着脱がより簡単になりました。
Smart Trackは8年以上の研究期間を経て開発されたものであり、弾性や密着感に優れ、より持続的な力を加えて適切にコントロールして歯を動かせるため、より良い治療結果をもたらします。
SmartTrack(スマートトラック)の特徴
【特徴01】 より持続的なフォース
フォース(歯に加わる力)が装着期間を通して効果的に持続し、歯をより良くコントロールして適切に動かせます。
【特徴02】 より正確にフィット
素材が柔軟であり、より正確に歯の形態、アタッチメント、歯と歯のすき間に密着するため、歯を適切に動かすことができ、より良い治療結果へと導けます。
【特徴03】 より快適な装着感
素材が柔軟であるため、装着感の快適さが増し、アライナーも着脱しやすくなります。
【特徴04】 より目立たない審美性
透明で薄型なので目立たず、審美性にも優れています。
インビザラインとその他のマウスピース型矯正装置の違い
インビザライン | その他のマウスピース型矯正装置 | |
---|---|---|
歯型採取 | 作製時に1回、リファインメント※する際には再度採取 ※アライナーを追加すること |
交換時に毎回、または2〜3段階につき1回 |
通院間隔 | 1~2ヵ月に1回(遠方の方は6ヵ月から1年に1回) ※遠方の方はリモートでもチェックが可能です。 |
2〜4週間に1回 |
症例への対応・再現性 | 幅広い症例に対応可能・治療計画どおりの 高精度の再現性 |
対応できない症例もある・再現度にばらつきがある |
快適さ | 装着に違和感や痛みが少なく、発音もスムーズ | 装着感はインビザラインに比べると劣る |
3Dシミュレーション | 治療前に治療過程と仕上がり予定を確認できる | 治療前のシミュレーションは難しい |
インビザライン治療の流れ
カウンセリング
インビザラインで矯正治療をご希望の患者さまには、まずはカウンセリングで現在のお悩みを伺い、歯列の状況を見せていただいて、治療内容と、予想される治療期間や治療費についてご説明します。ご不安や疑問点にも丁寧にお答えします。
歯型の採取
「iTeroエレメント」という3Dスキャナーを用いて、患者さまの口腔内を撮影します。印象材を用いた歯型取りは必要なく、スキャンデータからマウスピース作製と噛み合わせ確認に使用する歯型を作ります。
治療計画の説明
患者さまの口腔データから、コンピューター上で3Dシミュレーションを作成し、治療計画を立ててご説明します。現在の歯並びから、治療を経て目標とする状態まで歯が動いていく過程の予測を、お見せすることができます。
マウスピースの作製
3Dスキャンした歯型などの患者さまの口腔データを、アメリカのインビザライン社に送ります。同社でデータをもとに患者さま専用の矯正治療用マウスピースが作製され、当院に届けられます。
治療開始
マウスピースが到着したら治療を開始します。その際、歯の表面にアタッチメントという白いプラスチックを接着します。これにより、歯を効果的に動かせるようになります。また、歯の並ぶスペースのない方(抜歯しなくてもスペースを確保できそうな方)は、IPRという処置を行ないます。これは、歯と歯の間を削って問題のない範囲内(0.1mm~最大0.5mmまで)でスペースを作るものです。
そのほか、マウスピースの装着や取り外し方、日頃のケアなどの注意点をご説明します。歯は徐々に移動するので、1~2ヵ月ごとにチェック(遠方の方は6ヵ月から1年に1回チェック)して、次の段階のマウスピースに交換します。※遠方の方はリモートでもチェックが可能です。
定期検診
インビザラインで治療をしている間は、歯列の動きの確認とマウスピース交換のために、定期的に通院していただきます。マウスピースを長時間装着するので、虫歯や歯周病のチェックと予防的処置もしっかり行ないます。また、オルソパルスを使用することによって通常1週間の交換が3〜4日の交換で可能なため、期間を短縮できます。
治療完了
すべての段階のマウスピースの使用が完了し、歯列が目標どおりの位置に収まったら、治療は完了となります。はじめガタガタの歯並びを治して、次は噛み合わせを治すために再度歯型を採取し、リファインメントを行ないます。
保定
矯正治療で整えた歯列は、そのままにすると元の位置に戻ろうとするために、歯列を定着させる保定が必要です。基本的には矯正治療の期間と保定の期間は同期間です。夜間(就寝時)にのみ使用する保定装置も透明なマウスピース型で、装着していても目立ちません。保定期間中は3ヵ月~6ヵ月に一度通院してください。
オルソパルスについて Ortho Pulse
オルソパルスとは「光加速矯正装置」のことで、矯正治療中に使用する補助装置です。LEDが内蔵されたシリコン製の装置を口にくわえ、850nmの波長の近赤外線を照射します。歯周組織の細胞が活性化され、より早く歯が移動するようになります。矯正装置でかかっている負担からの回復を促進するので、痛みも軽減されます。従来は7日で一度アライナーの交換が必要でしたが、オルソパルスを使用することで3~4日に交換を短縮することが可能になります。
オルソパルスの特徴
【特徴01】 治療期間を短縮できる
オルソパルスを使うことで歯が速く動くので、インビザラインのマウスピース装置を次の段階に交換するまでの期間も短くなります。一つのマウスピースを使う期間が短縮されることで、治療期間の短縮にもつながります。
【特徴02】 痛みを軽減できる
オルソパルスが照射する近赤外線の効果で、口腔内の血流や細胞の働きが活性化されます。これによって矯正装置が原因となっている圧迫感や痛みを抑えられ、無理なくスムーズに歯を動かすことができます。
【特徴03】 手軽に使用が可能
インビザラインなどの矯正装置を装着したまま、オルソパルスを使用することができます。近赤外線の照射は、1日上下あわせて10分で済むため、ご自宅で手軽に行なうことができます。
アタッチメントとは Attachment
歯の表面につける突起物のことです。歯の表面はツルツルしているため、歯を動かしているときにマウスピースの中で滑り、歯が回転してマウスピースが合わなくなってしまうことがあります。アタッチメントをつけることでマウスピースがしっかりと歯に密着し、力をかけたときにマウスピースが浮き上がるのを防げます。
アタッチメントの種類
アタッチメントには「最適アタッチメント」と「通常アタッチメント」があり、患者さまに合うものを選びます。
通常アタッチメントは、歯科医師が必要と判断した部位に長方形や楕円形などのアタッチメントを手動でつけるもので、最適アタッチメントは、最初に行なうクリンチェックで、自動的に形や部位を判断してつけるものです。
オープンバイト用最適アタッチメント
奥歯で噛んだときに上下の前歯が閉じずに隙間ができる不正咬合を「オープンバイト」(開咬=かいこう)といいます。この症状が見られる方に適用する方法で、上の前歯の4本にアタッチメントを接着します。
ディープバイト用最適アタッチメント
噛み合わせが異常に深くなる不正咬合を「ディープバイト」(過蓋咬合=かかがいこうごう)といいます。奥歯で噛んだときに、上の前歯が下の前歯を完全に覆うほど噛み合わせが深くなっている部分に接着します。
ルートコントロール用最適アタッチメント
歯根(歯の根っこ)部分を動かしたいときに使うアタッチメントです。歯の隙間や前歯の隙間(正中離開=せいちゅうりかい)をなくしたいときに使うことが多く、おもに上下の犬歯と中切歯に接着します。
回転用最適アタッチメント
歯がねじれている部分に接着し、回転させて正しい位置に戻すためのアタッチメントです。歯の表側と裏側にアタッチメントを設置し、それぞれに歯を回転させるための力を加えます。おもに犬歯と小臼歯に接着します。
IPRとは Interproximal Reduction
歯の横幅を狭くするための処置「Interproximal Reduction=隣接面削合」のことで、矯正治療では以前から一般的に行なわれている処置です。「ディスキング」「ストリッピング」「スライシング」ともいわれます。歯を削る範囲は、両サイドで0.2mm~最大で0.5mmとなります。
IPRの目的
歯を並べるための隙間を確保する
歯の大きい方が歯並びを整えるためには、必要な隙間の量も多くなります。それぞれの歯が少しでも小さくなれば、必要な隙間の量を少なくでき、遠心移動などと組み合わせて非抜歯で治療できることもあります。
歯の大きさのバランスを整える
左右の歯の大きさが異なる場合などは、矯正治療が完了しても上下の歯並びの中央が揃いません。治療後の噛み合わせをより良好なものにするため、歯をスライスして左右の大きさを合わせることがあります。
アンカースクリュー矯正とは Anchor screw
矯正治療で使用するアンカースクリューは、従来の矯正治療では動かすのが不可能であった方向にも力をかけられるので、歯を抜かずに矯正治療ができます。
顎の骨に歯科治療用アンカースクリューを埋め込んで、固定源にします。歯に効率良く力をかけて動かせるので、治療期間を短縮できます。また、アンカースクリューの治療は歯ぐきを小さく切り、所定の場所にアンカースクリューを埋入するだけなので、およそ5分程度で治療が完了します。
アンカースクリュー矯正の特徴
【特徴01】 治療期間を短縮
院長自らが開発したアンカースクリュー法により固定源にするアンカースクリューを適切な位置に埋め込むことで、今まで動かすことができなかった方向に動くように力をかけて移動させることができます。効率的に作用させられ、治療期間を短縮することが可能です。
【特徴02】 抜歯せずに治療できる
他の方法だと動かすのが難しく、抜かざるを得なかった位置の歯も、アンカースクリューを使用することで抜歯せずに治療できる場合があります。治療の選択肢が広がり、患者さまご自身の歯をできる限り残すことにつながります。
【特徴03】 難症例にも対応
従来の治療法では、外科手術が必要とされていた難しい症例に対しても、アンカースクリューを用いて治療できるケースがあります。外科手術よりも体への負担が軽減され、治療費用も抑えることができます。
iTeroエレメントとは iTero Element
マウスピースや補綴物を作る際には、シリコンなどの粘土状の印象材を歯列に密着・硬化させて歯型を取るのが一般的です。しかし緻密に採取できなかったり、患者さまによっては印象材が固まるのを待つ間に吐き気を催したり、長期保存は不可能だというデメリットがあります。
当院で導入している「iTero(アイテロ)エレメント」は、印象材を使わずに、光学3Dカメラで口腔内を撮影して、デジタルで歯型取りをする方法です。
撮影は短時間で済むので、印象材のような不快感は与えません。歯列の精密なデータが得られ、それをもとにスピーディに作製することができます。
患者さまの歯型は、デジタルデータとして保管されるので、劣化や破損の心配もありません。
iTeroエレメントの特徴
【特徴01】 歯型採取の不快感を軽減
印象材のように器具を口内に長く留めることはありません。歯型の採取は短時間で済み、不快感が大幅に軽減されます。スキャニング機器の先端を少し口に入れるだけなので、嘔吐反射などの心配もない安全な方法です。
【特徴02】 型取りにかかる時間を大幅に短縮
必要な口腔情報をデジタルスキャンで速やかに揃えられるので、型取りにかかる時間を大幅に短縮(上下型取り約5分)でできます。データをもとにスピーディーに装置の設計・作製ができるので、治療期間全体を短くすることが可能です。
【特徴03】 デジタルデータによる精密な歯型の取得
光学3Dカメラによる撮影で歯型を取ります。患者さまの歯型情報はデジタルデータとして保管されるので、物理的に採取した歯型と違い、劣化や破損、紛失の心配がなく、精密なデータから質の高い装置を作製できます。
iTeroエレメントによる歯の型取りの流れ
口腔内のスキャン
光学3Dカメラの先端を患者さまの口の中に入れ、口腔内をデジタルスキャンします。上下の歯列すべてを撮影しても、上下約5分なので時間はそれほどかかりません。短時間で完了する、体への負担が少ない歯型の採取が可能です。
治療シミュレーションの作製
スキャンしたデジタルデータから、矯正治療のシミュレーションを作製します。現在の歯列の状況と、治療による歯列の推移、目標とする治療結果まで、コンピューター上であらかじめ確認することができます。
アライナー(マウスピース)の作製
iTeroで撮影したデータとレントゲンなどの患者さまの情報を、アライン・テクノロジー社に送ります。同社が作成した3Dモデルに歯科医師が必要に応じて修正を加え、患者さま専用のマウスピースを作製します。
アライナー(マウスピース)の到着
マウスピースが歯科医院に届けられます。患者さまに装着と取り外し、ケアの方法などをお伝えします。マウスピースは歯列が動いていくのに合わせて、次のものに取り替えます。定期的に通院していただき、チェックします(1~2ヵ月に1回、遠方の方は6ヵ月から1年に1回チェックを行ないます)。 ※遠方の方はリモートでもチェックが可能です。
歯肉退縮とは gingival Atrophy
本来であれば歯肉に隠れている歯根(歯の根っこ)の部分が見えてしまうことを「歯肉退縮」といい、歯の頬側の歯肉によく見られます。歯肉や歯を支える骨が薄いなどの歯肉退縮を起こしやすい環境に、不適切なブラッシングや歯ぎしりや食いしばりなど過剰な外力や矯正治療などの刺激が加わることで起こります。
歯肉退縮の原因
炎症
歯磨きのときに歯と歯肉の境目まで歯ブラシが届かないと、そこに歯垢が溜まって歯肉が炎症を起こし、歯肉炎や歯周炎などを発症します。それにより歯肉が徐々に丸みを帯びてきて、歯肉が退縮してしまいます。
加齢変化
加齢とともに歯を支えている歯槽骨が徐々に痩せていきます。それにともない、歯肉も退縮していきます。誰にでも起こりうる生理的退縮であり、一般的には10年で2mm程度退縮するといわれています。
付着が失われている
歯肉には、歯や歯槽骨に付着しており、コラーゲン繊維に富んだ固く動かない部分があります。元々3mmほどしかないので、過剰なブラッシングなどを続けると、その付着が失われて歯肉が退縮してしまいます。
インビザラインと歯肉退縮
インビザラインの治療計画作成時に、ゴールの位置を歯肉より外側にしてしまうと、歯は歯肉より外に動くので、そこの部分の歯肉が退縮することがあります。また、歯の動きはクリンチェックでコントロールしますが、一時的に外に出る動きや歯根に負担をかけるような動きを組み込んでしまうと、それも歯肉の退縮につながります。当クリニックでは、できるだけ歯肉退縮をおこさないように最善の注意のもと、クリンチェックを行います。