歯を失った時の治療方法
京都駅前、歯を抜かない(非抜歯)取り外しが自分で出来るインビザライン矯正治療(マウスピース矯正治療)と、
歯茎を切らない、腫れない、出血が少ない、怖くない、正確確実で、安心・安全な身体に優しいインプラント手術を可能にした痛みのないノーベルガイドスマートフュージョンコンピュータガイドシステムを用いたインプラント治療に特化した山崎デンタルクリニックの
歯科衛生士です。
虫歯や歯周病で歯が抜けてお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また外傷といってスポーツや事故、ケガなどの外から受けた強い衝撃で歯を失うこともあります。
歯を抜けたままにしておくと様々なリスクもあります。
口の中に起こる弊害として歯が傾斜したり挺出します。歯は他の歯と支え合っていますので隣の歯を失うと歯が無い方向に傾きます。
挺出とは歯が伸びてきたり出てきたりすることです。噛み合う歯がなくなることで噛み合う歯を探しに残っている歯は伸びていきます。
そして噛み合わせのバランスが悪くなり他の歯に負担がかかります。
歯が抜けるとその部分の歯槽骨は歯を支える必要がなくなるので骨が徐々に吸収されてなくなっていきます。周囲の歯にも歯周病などの影響が出ることもあります。口の周囲が窪んで老けて見えてしまうといった見た目が変わってしまうこともあります。
次に生活環境として、話すときに歯の隙間から空気が漏れることで発音がしにくくなります。
そして歯が抜けて食べ物が噛みにくくなるため食事がしにくくなります。噛めないために負担がかかり体力が落ちてしまいます。
歯を失って噛み合わせが悪くなると顎関節や姿勢の崩れ、肩こり、頭痛、腰痛などの様々不調を引き起こす原因ともなります。
あまり噛まない生活を続けると噛むことの刺激が脳にいきにくくなり認知症のリスクを高めてしまう可能性もあると言われています。このように抜けたままにしておくと口の中だけでなく全身に影響が及びます。
それでは歯を失ったあとにどのような治療法があるのか説明していきます。
①インプラント
インプラントは歯を失ってしまったところの顎の骨の中に人工歯根(チタン製)を埋めてその上に人工の歯の被せ物をする治療法になります。
インプラントは周りの健康な歯に一番負担をかけにくいため特におすすめの治療です。
メリット
天然の歯に一番近い構造を持っているため天然の歯とほぼ同じ見た目になり天然の歯と同じように食べ物を噛むことができるため違和感がありません。
歯が抜けてしまった部分にのみ施術を行うので周りの健康な歯を削ったり傷つけたりしないので負担がかかりません。
デメリット
外科手術を行う必要があります。しかし入院も必要なくその日に帰宅でき、痛みも麻酔や痛み止めでコントロールすることが可能です。
骨が少ない場合は骨組織を再生する治療(GBR)を行う必要があり治療期間が長くなる場合があります。
CT検査などの精密診査の結果や重度の糖尿病など全身疾患がある場合インプラント治療が行えない場合があります。
保険治療の対象外で自費診療になります。
②ブリッジ
ブリッジは歯がないところの両隣を削って被せ物を作ります。失った歯と支える両隣の歯の本数分を連結した被せ物を作る治療法です。
メリット
入れ歯と比較した場合ブリッジは被せ物を固定するので安定感があり違和感は少ないです。
ブリッジを入れる箇所によっては保険が適用される場合があります。
インプラントと比べた場合治療は早く完了します。
デメリット
連結した被せ物を固定するために両隣の健康な歯を削る必要があります。
支えている歯に失った歯の分の力もかかるので健康だった両隣の歯の寿命が縮まってしまいます。
ブリッジと歯ぐきの隙間に食べ物が詰まりやすく清掃が難しいです。
③入れ歯
全ての歯がない総入れ歯、部分的に歯がない場合を部分入れ歯と言い、取り外し式です。
メリット
保険から自費のものまであるので症状に合わせて選択が可能です。
ブリッジでは対応できない3本以上歯を失ってしまった場合でも入れ歯は治療可能です。
デメリット
取り外して手入れをしなければいけません。
支えるためのバネのかかった両隣の歯の負担が大きくなります。
入れ歯に違和感を感じることがあり慣れるまで何度か調整が必要な事があります。
発音に問題が出たり固い食べ物に苦労する場合があります。
失った顎の骨が痩せてきて入れ歯が合わなくなる場合があります。
このようにそれぞれにメリットデメリットがあり患者様の症状や状況などによって適するものは違ってきます。治療費、治療期間、処置の内容、治療の効果や他の歯の影響などよく検討してご自分にあった納得のいく治療を見つけて下さいね。