抜歯について
京都駅前、歯を抜かない(非抜歯)取り外しが自分で出来るインビザライン矯正治療(マウスピース矯正治療)と、
歯茎を切らない、腫れない、出血が少ない、怖くない、正確確実で、安心・安全な身体に優しいインプラント手術を可能にした痛みのないノーベルガイドスマートフュージョンコンピュータガイドシステムを用いたインプラント治療に特化した山崎デンタルクリニックの
歯科医師です。
全身的・局所的禁忌症(抜歯をするのに要注意な方、当院では抜歯が困難な可能性がある方)
(1)循環器疾患
1.虚血性心疾患・・・狭心症、心筋梗塞など
心筋梗塞の場合:発作後6ヶ月以内の抜歯は禁忌
狭心症の場合:ニトログリセリン投与でも効果が出にくい
2.弁膜症や心内膜炎
術前術後の抗生剤投与が必要
人工弁置換術をした方:抗凝固剤(血の流れをyぽくする薬)により止血しにくい
3.先天性心疾患
生まれつき心臓に奇形がある方・・・心房中隔欠損や心室中隔欠損、肺動脈狭窄
心不全の状態がなければ抜歯は可能だが、術前からの抗生剤投与が必要
4.高血圧症
165/95mmHg以上の方(WHO基準)
動脈硬化が進行し、脳や心臓、腎臓に合併用があり抜歯中の血圧の変動で障害が残る可能性がある方
(2)血液疾患
白血病、血小板減少症、血小板無力症、血友病、無フィブリノーゲン病など
→抜歯は専門医の協力の下全身的な止血管理が必要
(3)糖尿病
未治療のまま放置されている方、コントロールが不十分な方な要注意
→糖尿病性昏睡、低血糖性ショック、急激な血糖値の上昇
→抜歯部の治癒能力や感染力の低下のために術前の抗生剤投与の必要性
(4)肝臓および腎疾患
重度肝障害→出血傾向あり
血液凝固因子(血液を固める因子)のほとんどは肝臓で作られているため
腎不全・・・人工透析中の方など
→強い出血傾向がある
→傷の治癒能力、感染力低下
→術前術後の抗生剤投与が必要だが腎の排出量が低下している為更に要注意
(5)妊娠
妊娠初期(2~3ヶ月)では流産の危険がある
妊娠後期(8ヶ月以上)では早産の危険がある
→産婦人科に確認・了承をえてから安定期(5~8ヶ月)に行う
(6)月経
月経時には、精神不安定となることが多く、血が止まりにくかったり治りにくいことがある。歯肉の血行が増加し血管が脆くなりやすいとも言われている。
→あえてこの期間に抜歯する必要がなければ避けたほうが望ましい
(7)精神疾患
パニック症候群やうつ病など
→かかりつけ医への確認が必要です
(8)骨粗しょう症
治療薬の種類や治療方法、期間により顎の骨に炎症又は壊死が見られることがありますので、かかりつけ医への確認が必要な場合があります。
(9)急性炎症
急性症状の拡大や、ドライソケットになりやすい
(10)悪性腫瘍
悪性腫瘍の中にある歯の抜歯は、腫瘍の増大や転移の危険性がある
(11)その他
抜歯をするにあたっては、多少なりとも緊張や不安はあると思います。不安な方は些細なことでも結構ですのでご相談ください。
これからの健康な食生活のために、やむを得ない処置であることをご理解いただき、
今後は残った歯を出来る限り大切にし、QOLを向上させていきましょう!