【インプラント治療は保険適用されるのか?保険適用の条件や治療費を抑える方法を解説‼︎】|スタッフブログ(詳細)|矯正歯科とインプラント治療に特化した京都駅直結の医療法人社団 山崎デンタルクリニック

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【インプラント治療は保険適用されるのか?保険適用の条件や治療費を抑える方法を解説‼︎】

 

目次

1.インプラント治療は保険適用外

 

2.インプラント治療で保険が適用される条件

  先天性の疾患があるケース

  病気や事故が原因のケース

 

3.保険適用で受けられる歯科医院の条件

 

4.インプラント治療は生命保険の対象?

  生命保険は対象外

  先進医療特約も対象外

  入院給付金の支払い対象の可能性がある

 

5.インプラント治療費を抑える方法

  医療費控除を利用する

  控除の対象となる医療費の内容

  条件によっては高額療養費制度を利用できる

  月々の支払額を抑えるデンタルローン利用

 

6.安いインプラント利用には注意が必要

  承認されていないインプラントの使用

  医師やスタッフの技術不十分

  インプラント保証内容

 

7.まとめ

日本ではまだまだ普及率が低いインプラントですが、普及率が低い要因の1つとして治療費 が高額である点が挙げられます。 健康保険を利用すると治療費は安くなりますが、インプラント治療は保険適用されるのでし ょうか? 本記事ではインプラント治療の保険適用有無や加入している生命保険を利用できるのかにつ いて解説します。 インプラント治療費を抑える方法なども合わせて解説しますので、治療を検討されている場 合にはぜひ参考にして頂ければ幸いです。

 

1.インプラント治療は保険適用外

【インプラント治療は保険適用されるのか?保険適用の条件や治療費を抑える方法を解説‼︎】

 

インプラント治療は、なくなった歯の部分に金属製の歯根を埋め込んでその上から人工歯を 装着します。

● 虫歯や歯周病によって歯がなくなってしまった

● 高齢化に伴い歯を欠損してしまった 上記の場合で治療をすると保険適用外となります。 保険適用されるには、歯自体の機能回復を目的とした治療である必要があります。 インプラント治療は虫歯治療よりも高度な技術が必要で、歯肉切開やあごの骨に穴を開ける など外科的手術も行うため、患者だけではなく医師の負担も大きいです。 技術取得には時間と費用もかかり、治療には高額な最新機器が必要だったり最新の知識を身 につけたりする必要があるため、自由診療とされています。

 

2.インプラント治療で保険が適用される条件

 

 

【インプラント治療は保険適用されるのか?保険適用の条件や治療費を抑える方法を解説‼︎】

 

インプラント治療は自由診療のため、患者は基本的には全額自己負担です。 しかし、インプラントの治療内容によっては健康保険が適用されるケースがいくつかありま す。

● 先天性の疾患があるケース

● 病気や事故が原因のケース 上記2つのケースで、ブリッジや入れ歯治療を行っても噛む機能の回復が見られない場合、 インプラント治療は保険適用されます。 もし症状が当てはまる場合には一度病院で相談してみてください。

 

先天性の疾患があるケース

1つ目は、先天性の疾患が原因であるケースです。

● 顎欠損など先天性の疾患によって、顎の骨が1/3以上欠損している場合 ● 先天的に顎の骨が形成不全の場合

一般的な症例ではありませんが、上記2つの先天性の疾患があるケースでしか保険適用はさ れません。

 

病気や事故が原因のケース

2つ目は、病気や事故が原因のケースです。 腫瘍などの病気や第三者によって起きた事故が原因で顎の骨の大部分を欠損した場合に保険 適用されます。 審美性向上のように1本ずつのインプラント治療ではなく、数本もしくは大部分の歯にイン プラント治療が必要な場合に適用されると考えておきましょう。

 


3.保険適用で受けられる歯科医院の条件

 

 

【インプラント治療は保険適用されるのか?保険適用の条件や治療費を抑える方法を解説‼︎】

 

インプラントは歯科医院でインプラント治療可能と掲げていれば、自由診療で治療できま す。 しかしインプラントを保険適用で治療する場合には、以下の4つの条件を満たしている病院 でないと保険が適用されません。

● 歯科または歯科口腔外科の病院である

● 歯科もしくは口腔外科で5年以上治療経験がある、またはインプラント治療で3年以

上の経験がある2名以上の歯科医師が常勤で配置されている

● 当直体制(夜間・休日にも医師が対応可能)が整備されている

● 医療機器保守管理、医薬品などに関する安全確保のための体制が整備されている

保険適用でインプラント治療を行うためには、一般的な歯科医院では4つの条件すべてを満 たせないため、大学病院や大規模な歯科・歯科口腔外科を受診する必要があります。

 

4.インプラント治療は生命保険の対象?

 

 

【インプラント治療は保険適用されるのか?保険適用の条件や治療費を抑える方法を解説‼︎】

 

先天性疾患や病気・事故が原因による保険適用以外でのインプラント治療は、基本的には自 由診療のため高額になってしまう可能性が高いです。 生命保険に加入している場合、インプラント治療は外科的手術も伴うため、「給付金がおり るのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。 生命保険で医療保障特約をつけていると病気・怪我の治療を行う際に、条件に当てはまれば 治療費や入院費を給付金として支給してもらえます。 実際に生命保険が利用できるのか解説します。

 

生命保険は対象外

インプラント治療は外科的手術も合わせて、基本的には生命保険の対象に含まれません。 生命保険で給付金を受ける場合、保険診療の対価として病院に支払われる診療報酬の一覧で ある「医科診療報酬点数表」を基準にして、手術料を算定する必要があります。 インプラント治療は医科診療報酬点数表に記載がないため、どの保険会社であっても給付金 が支払われません。 しかし保険診療でインプラント治療を行った場合は、治療費が生命保険の給付金の対象とな る可能性があります。 すべての保険会社が対象ではなく、治療内容や契約している保険内容によっても給付される か異なるため、保険会社に確認をしてみてください。

 

先進医療特約も対象外

生命保険には、厚生労働大臣が認めた高度医療技術を使用した治療を受けた場合に給付金が 支払われる先進医療特約があります。

 

インプラント治療は高度な外科的手術が必要なため、2012年3月31日まで先進医療特約の一 部として認められていました。 先進医療特約として認められていたのは、現在保険適用される先天的疾患があるケースと病 気や事故が原因のケースです。 しかし2012年4月以降、2つのケースには健康保険が適用されるようになったため、先進医療 特約からはインプラント治療は対象外となりました。 2012年3月31日までにインプラント治療を受けた場合には、条件によっては先進医療特約に 当てはまる可能性もあるため、一度保険会社に確認をとってみましょう。

 

入院給付金の支払い対象の可能性がある

生命保険や先進医療特約の給付対象外であるインプラント治療ですが、条件によっては入院 給付金の申請ができる可能性があります。 その条件とは保険適用に条件と同一で、先天性疾患があるケース・病気や事故によるケース の2つです。 インプラント治療は顎骨に穴をあける外科的手術を伴うため、加入している生命保険の医療 特約に「手術を受けたら給付金受け取りができる」の項目があれば、申請ができます。 あくまでも保険適用の場合にのみ申請が可能なため、自由診療では申請しても対象外となる 点には注意してください。 ただし、保険適用の手術であっても入院給付金を必ず受け取れるわけではないため、事前に 加入内容を確かめてみましょう。

 

5.インプラント治療費を抑える方法

 

 

【インプラント治療は保険適用されるのか?保険適用の条件や治療費を抑える方法を解説‼︎】

 

1本で20万以上、治療する本数によっては100万円以上かかってしまうインプラント治療です が、自由診療のため保険適用外・生命保険給付金の受け取り対象外です。 インプラント治療をしたいが高額な治療費がネックで治療を受けづらいと考える方のため に、本項ではインプラント治療費を抑える方法について解説します。 月々の支払額も抑える方法も合わせて解説しますので、治療費にお悩みの方はぜひ参考にし てください。

 

医療費控除を利用する

自由診療であるインプラント治療費を抑えるには、医療費控除を活用しましょう。 医療費控除とは、1年間で10万円以上の医療費を支払った場合に受けられる控除です。 年間10万円以上は治療した本人だけではなく、生計が同一の家族の治療費も合算して申請で きます。 他にも、1年間の所得金額合計が200万円未満で、医療費が所得金額合計の5%以上であっても 控除が受けられます。 医療費控除が申請できる期間は、確定申告が行われている2月16日から3月15日の1か月間の みです。

医療費控除の申請を忘れてしまっても、過去5年間分は遡って申請できます。 申請する場合には確定申告書や医療明細など複数書類を準備する必要があるため、分からな い場合には国税庁HPや最寄りの税務署で確認してください。 医療費控除の控除上限額は200万円で、所得が多い高額納税者の方が多くお金が戻ってくる 仕組みです。

 

控除の対象となる医療費の内容

医療費控除の対象は、インプラント治療費のみではありません。

以下の内容も医療費控除対象に当てはまります。

● 治療を開始する前に受けた診査診察料(CT検査なども含む) ● 治療後に行うメンテナンス費用

● 通院時に利用したバスや電車など公共交通機関の交通費

● 公共交通機関が利用できない場合のタクシー代

● 医師に処方された薬代 交通費も申請できるため、医療費控除利用をお考えの際には領収書を取っておきましょう。 バスや電車、公共交通機関が利用できない場合のタクシー代は医療費控除対象になります が、自家用車での通院や駐車場代は対象外になるため注意してください。

 

条件によっては高額療養費制度を利用できる

医療費控除以外にも治療費を抑える方法として、高額療養制度の利用をお考えの方もいらっ しゃるかもしれません。 高額療養費制度は、毎月1日から月末までの1か月でかかった医療費の自己負担額が一定額以 上であると、超えた分がのちほど戻ってきます。 しかし高額療養費制度は保険適用の場合のみ申請できるため、インプラント治療は対象外で す。

自由診療である場合には利用できませんが、インプラント治療が保険適用である場合、イン プラント治療以外にも治療費がかかっていれば合算して利用可能です。 高額療養制度は年齢や所得により上限額が変わるため、具体的な金額を知りたい場合には厚 生労働省のHPで確認してください。

 

月々の支払額を抑えるデンタルローン利用

インプラント治療が自由診療の場合、治療費を抑えるには医療費控除を利用する方法しかあ りませんが、月々の負担額も減らしたい方にはデンタルローンがおすすめです。 デンタルローンは歯科医院が導入している歯科医療に特化したローンシステムで、支払い回 数や金利は歯科医院によって異なりますが、インプラント治療でも利用できます。 あくまでローン制度であり、月々の支払額に金利がプラスされてしまい全体の支払額が高く なるため、利用する際には合計金額も含め検討してください。

 

6.安いインプラント利用には注意が必要

 

 

【インプラント治療は保険適用されるのか?保険適用の条件や治療費を抑える方法を解説‼︎】

 

保険適用での治療でない限り高額な治療費がかかってしまうインプラント治療ですが、少し でも治療費を安くするために、格安で治療できる病院を利用する場合には注意が必要です。 格安インプラント治療は、治療後にトラブルに発展する可能性もあるため、安価な理由を確 認し安心して利用できるかを十分に検討しましょう。

 

承認されていないインプラントの使用

  インプラントの素材は日本で30種類以上、世界中では100種類以上が治療で使われていま す。 格安インプラント治療できる病院は、日本で承認されていない海外製の安いインプラントを 利用している可能性があります。 格安インプラントを使用していると、病院HPにどのメーカーのものか記載していない可能性 もあるため、不安な場合には病院に確認してください。

 

医師やスタッフの技術不十分

インプラント治療は外科的手術も含まれ、高度な医療技術が必要です。 専門知識や臨床経験なども必要で、インプラントを1本治療するだけで口腔内が大幅に変わ る可能性があるため、その変化にも対応できる技術が求められます。 格安インプラントの病院で歯科医師が未熟である場合、経験や診療実績を積むために、治療 費を安くしている可能性があります。 病院HPに医師の詳細がない場合、治療を受ける前に今までの治療歴や、自分が受ける症例と 同じ症例を過去に担当したかなどを確認しましょう。

 

インプラント保証内容

インプラント治療後に、インプラントの欠損や破損・トラブルが起きる可能性があるため、 基本的にインプラントには保証制度が設けられています。 大手病院や確かな治療をしてくれる歯科医院のほとんどは10年間保証してくれますが、格安 インプラントの病院は最低限の2、3年程度しか保証してくれません。 保証が切れてからの追加治療費を高額に設定している場合、治療自体が安くても結果的にト ータルの治療費が高くなるケースもあります。

 

7.まとめ

 

 

【インプラント治療は保険適用されるのか?保険適用の条件や治療費を抑える方法を解説‼︎】

 

インプラント治療は自由診療のため、保険適用されません。 自由診療は生命保険給付金も受けられませんが、治療費を安くしたい場合には医療費控除を 利用できます。 山崎デンタルクリニックでは、インプラント治療費や医療費控除、デンタルローンについて の詳細も掲載しております。 担当医師の経歴や使用するインプラントについても詳しく説明しておりますので、ぜひ一度HP・電話・メールにてご相談して頂ければ幸いです。

 

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